ホームページ制作を副業にする方法|営業から納品まで完全解説


この記事のポイント
- ✓ホームページ制作を副業にする方法を営業・ヒアリング・制作・納品まで完全解説
- ✓クライアント対応のポイントを副業歴4年の筆者が実体験をもとに紹介します
本業はメーカーの営業職。ITとは無縁の世界にいた僕が、30代半ばでホームページ制作の副業を始めて、今年で4年目になります。
「パソコンの知識なんて、WordやExcel、PowerPointを仕事で使う程度」。そんな僕が、今では安定して月15万円以上、多いときには月30万円以上の副収入を得ています。最初は月2〜3万円の小さなお小遣い稼ぎから始まりましたが、コツを掴んでからは雪だるま式に収入が増えていきました。
「営業畑の人間でもWeb制作で稼げるのか?」という問いに対し、僕は自信を持って「イエス」と答えます。むしろ、プログラミングが得意なだけのエンジニアよりも、現場で揉まれてきた営業マンの方が、ホームページ制作の副業では圧倒的に有利だとさえ実感しています。今回は、僕がどうやって未経験からこのポジションを築いたのか、そのノウハウをすべて公開します。
なぜ今、ホームページ制作の副業が「最強」と言えるのか
副業には動画編集やライティング、データ入力など様々な種類がありますが、その中でもホームページ制作(Web制作)は、収益性と将来性のバランスが非常に高い「最強の副業」の一つです。
1. 膨大すぎる潜在需要
中小企業庁のデータによると、日本の企業の99.7%は中小企業です。さらに、総務省の通信利用動向調査を深掘りすると、自社ホームページを開設している企業は全体では高いものの、従業員数が少ない小規模事業者ほど、活用しきれていない実態が浮き彫りになります。
「10年前に作ったきりでスマホで見ると表示が崩れる」「ドメインの更新を忘れてサイトが消えている」「そもそも検索しても出てこない」といった悩みを抱えるオーナーさんは、街中に溢れています。この「デジタル化の遅れ」こそが、僕たち副業ワーカーにとっての巨大な市場なのです。
2. 高い利益率とストック収入
ホームページ制作の主な原価は「自分の時間(労働力)」です。パソコンとインターネット環境さえあれば、仕入れコストはほぼ0円。売上の9割以上がそのまま利益になることも珍しくありません。
また、一度サイトを納品すると、その後の保守管理(サーバー・ドメインの更新代行、軽微な修正)を月額5,000円〜2万円程度で請け負うことができます。これを10社積み上げれば、何もしなくても毎月5万〜10万円が振り込まれる「ストック型収入」に変わります。本業が忙しい時期でも、この土台があるおかげで精神的な余裕が生まれます。
未経験から月収15万円へ:ステップアップの全フロー
僕が普段、一つの案件をどう進めているのか、営業から納品までの具体的なステップを詳しく解説します。
フェーズ1:戦略的営業・案件獲得
「実績がないから仕事が取れない」というのは、初心者が最初にぶつかる壁です。しかし、探し方を変えればチャンスはいくらでもあります。
-
クラウドソーシングの活用 最も効率的なのは@SOHOのような案件紹介サイトです。多くのプラットフォームでは10〜20%もの手数料が引かれますが、@SOHOなら手数料0%で直接取引が可能です。例えば30万円の案件なら、他社では6万円も引かれてしまいますが、@SOHOなら30万円がそのまま手元に残ります。この差は副業ワーカーにとって極めて大きいです。
-
身近なところにある「未開拓案件」 僕の初案件は、本業で通っていた町工場の社長さんへの提案でした。雑談の中で「最近はスマホで検索して仕事を発注する会社が増えてますよ」と話し、自作のポートフォリオを見せました。結果、15万円でコーポレートサイトを受注。営業マンなら、普段の顧客リストや知人の繋がりをフル活用しない手はありません。
-
SNSでの実績発信 X(旧Twitter)などで「#Web制作」「#駆け出しエンジニア」といったタグを使い、学習の過程や制作したデモサイトを発信し続けました。すると、地方の小さなお店から「親近感が湧いたのでお願いしたい」とDM(ダイレクトメッセージ)が届くようになりました。
フェーズ2:成否を分けるヒアリング
エンジニア上がりの人は「どんな機能が必要ですか?」と聞きがちですが、営業マンの僕は「このサイトで何を解決したいですか?」と聞きます。僕が必ず使用している「ヒアリングシート」には、以下の項目を盛り込んでいます。
- 目的の明確化:売上を上げたいのか、採用を強化したいのか、単なる名刺代わりか。
- ターゲット層:60代の経営者なのか、20代の共働き主婦なのか。
- 競合他社:意識しているライバル企業はどこか。
- デザインの好み:清潔感、信頼感、力強さなど、言葉だけでなく参考サイトを3つ以上挙げてもらいます。
- 予算と納期:ここを曖昧にすると、後で「あれもこれも」と追加作業を要求される原因になります。
ヒアリングに2時間かけることで、制作工程の戻り作業を20時間削減できる。これは僕が4年間で学んだ鉄則です。
フェーズ3:デザイン・制作の効率化
副業は時間が限られています。すべてを一から手書き(コーディング)していては、時給換算で悲惨なことになります。僕は以下のツールを使い分け、徹底的に効率化しています。
- デザイン(Figma) ブラウザ上で動作する無料のデザインツールです。クライアントに共有しやすく、その場でコメントをもらえるため、修正のやり取りが劇的に速くなります。
- CMS(WordPress) 世界中のサイトの約43%で使われているシステムです。これを使えば、納品後にクライアント自身で「お知らせ」などを更新できるため、満足度が上がります。
- ノーコード・ローコードの活用 デザイン性が高い「Snow Monkey」などの有料テーマ(約16,500円程度)を活用することで、制作時間を従来の3分の1に短縮しています。
フェーズ4:徹底したテスト・修正管理
制作が8割終わった段階で、一度クライアントに確認してもらいます。この際、チェックリストを作成して一つずつ潰していきます。
- レスポンシブ対応:iPhone、Android、iPadなど、各端末でレイアウトが崩れていないか。
- ブラウザチェック:Chrome、Safari、Edgeで正しく動作するか。
- フォーム送信テスト:お問い合わせが迷惑メールフォルダに入らず、正しく届くか。
- スピード測定:Googleの「PageSpeed Insights」で、表示速度が遅すぎないか確認(目安は80点以上)。
修正は「原則2回まで」と最初に決めておきます。これをしないと、いつまでも完成しない「無限修正地獄」に陥ります。
フェーズ5:納品・公開と「感動」の演出
サーバーにアップロードして終わり、ではありません。僕は納品時に以下の「おまけ」を必ず付けています。
- 操作マニュアル(PDF):ログイン方法から記事の書き方までを画像付きで解説。
- SEOの初期設定:Googleマイビジネスへの登録代行など。
- 簡易アクセス解析の設置:Googleアナリティクスの設定。
これらは時間にして1〜2時間の作業ですが、クライアントからすれば「ここまでやってくれるのか!」という感動に繋がります。この「感動」が、次の紹介案件や保守契約に直結するのです。
【最新版】ホームページ制作の単価相場と収益シミュレーション
僕が実際に受注している価格帯と、市場の相場をまとめました。副業での価格設定の参考にしてください。
| サイト種別 | 詳細・ボリューム | 単価相場(副業) | 制作時間の目安 |
|---|---|---|---|
| ランディングページ(LP) | 商品販売に特化した1枚もの | 10万〜25万円 | 30〜50時間 |
| 簡易コーポレートサイト | 会社概要・サービス等5枚 | 15万〜30万円 | 40〜70時間 |
| メディア・ブログサイト | 記事投稿機能付き | 20万〜40万円 | 50〜80時間 |
| ECサイト(Shopify等) | 決済機能付き販売サイト | 30万〜80万円 | 80〜120時間 |
| 月額保守・運用 | 修正・バックアップ代行 | 0.5万〜3万円/月 | 1〜3時間/月 |
僕の場合、平均的な案件は25万円前後のコーポレートサイトです。平日の夜に2時間、休日に5時間作業すると、週に20時間。約3週間で1件納品できる計算です。
時給に換算すると約4,000円〜5,000円。これに保守契約のストック収入が加わるため、現在の月収15万円という数字は、決して無理なスケジュールではありません。
現場で学んだ「絶対にやってはいけない」3つの失敗談
順風満帆に見えるかもしれませんが、僕も数え切れないほどの失敗をしてきました。みなさんには同じ道を歩んでほしくないので、赤裸々に共有します。
失敗1:「見積もり」の甘さで時給が数百円に
初期の頃、「5ページなら簡単ですよ!」と安請け合いした案件がありました。しかし、いざ始まると「やっぱりこの画像も入れて」「文章を全部書き直したい」とクライアントの要望が噴出。結果的に作業時間は120時間を超え、報酬5万円。時給はわずか416円になりました。 【教訓】:作業範囲(スコープ)を明確にし、追加作業は別料金であることを契約書に明記すること。
失敗2:契約書を交わさず「言った言わない」の泥沼
知り合いだからと安心し、メールのやり取りだけで制作を開始。完成間近になって「思っていたのと違うから、全額払えない」と言われました。法律的な知識もなく、泣き寝入りするしかありませんでした。 【教訓】:クラウドサインなどの電子契約でも良いので、必ず「業務委託契約書」を締結すること。特に支払い時期と修正回数は必須項目です。
失敗3:バックアップを取らずにサイトを破壊
WordPressのカスタマイズ中に、一箇所のコードを書き間違えただけで、サイト全体が真っ白(通称:ホワイトスクリーン)になりました。バックアップを取っていなかったため、復旧に丸2日かかり、クライアントからの信頼も失いかけました。 【教訓】:作業前には必ずバックアップを取る。「All-in-One WP Migration」などのプラグインを使えば、ボタン一つでバックアップが取れます。
営業経験がWeb制作で「10倍」活きる4つの理由
技術力では専業のエンジニアに敵わなくても、営業マンには彼らが持っていない強力な武器があります。
-
言語化できないニーズを汲み取る力 クライアントの多くは「何がしたいか」が自分でも分かっていません。「売上を上げたい」の裏にある「実は求人を出しても人が来なくて困っている」という真の悩みを引き出せるのは、営業マンのヒアリングスキルです。
-
「専門用語」を使わない翻訳能力 「FTPでサーバーにアップして、DNSを書き換えますね」と言われて理解できる経営者は稀です。「お家の住所を決めて、土地に建物を建てる作業をします」といった、相手の土俵に合わせた説明ができる力は、成約率に直結します。
-
マルチタスクの管理能力 本業の営業で鍛えられた納期管理や進捗管理は、複数の案件を並行して進める副業において最大の武器になります。返信の速さや、期限を遵守する姿勢だけで、クライアントからの信頼度は2倍になります。
-
提案による「単価アップ」の技術 「サイトを作るだけ」ではなく、「リスティング広告も運用しませんか?」「SNS用のバナーも作れますよ」と、顧客の課題に合わせてアップセル・クロスセルができる。これは営業マンにとってはお家芸ですよね。
【新規追加】最短3ヶ月で初案件を獲得する学習ロードマップ
これからホームページ制作を始めるなら、以下のスケジュールで動くのが最も効率的です。
-
1ヶ月目:基礎の「型」を学ぶ
- HTML/CSSの基礎(Progateなどで2週間)
- デザインツール(Figma)の基本操作(1週間)
- WordPressのインストールと基本設定(1週間) この時期は完璧主義を捨てて、まずは「形にする」ことを優先してください。
-
2ヶ月目:写経とサンプルサイト制作
- 既存の優れたサイトをそっくりそのまま真似して作る(写経)を3サイト分行う。
- 架空の「カフェ」「整体院」「建設会社」のサイトを3つ自作し、自分のポートフォリオ(作品集)にする。
-
3ヶ月目:いよいよ実案件への応募
- @SOHOで「初心者歓迎」や「低単価(3万〜5万円)」の案件にターゲットを絞って応募。
- 最初の3件は、お金よりも「実績とレビュー」を稼ぐ時期と割り切る。
- 実績が5件を超えたら、単価を15万円以上に一気に引き上げる。
よくある質問
Q. 副業を探す際、無料で安全に使えるおすすめの方法はありますか?
クラウドソーシングサイトの無料会員登録を活用するのが一般的です。案件の検索や応募が無料で行え、本業と全く異なる業界の仕事をピンポイントで探しやすいメリットがあります。
Q. 新規開拓のアプローチ手段は何がおすすめですか?
ターゲットとなる企業の業界や規模によって異なります。IT系やベンチャー企業であればメールやSNSのダイレクトメッセージが有効ですが、地域密着型の企業であれば電話やフォーム営業の方が反応が良い傾向にあります。
Q. 「良いクライアント」を見抜くための一番のポイントは何ですか?
「こちらの時間を尊重してくれるか」です。打ち合わせの時間を守る、返信が常識的な時間内に行われる、といった基本的なリスペクトがあるクライアントは、仕事の内容についてもプロとしての敬意を持って接してくれます。
Q. 契約書がない口約束の案件で修正が無限に続いています。どうすればいいですか?
現状の作業工数と、これ以上の修正は本来のスコープ外であることをメール等のテキストで伝えましょう。その上で、追加費用を提示して交渉するか、区切りの良い段階で納品とし、関係を見直すことをおすすめします。
Q. 無料修正の回数は何回くらいに設定するのが相場ですか?
業界や案件規模によりますが、デザインやWeb制作の分野では「ラフ段階で2回まで」「実装後の微調整は1回まで」といったルールを設けるのが一般的です。重要なのは、事前に回数を明記して合意を得ることです。
@SOHOでキャリアを加速させよう
@SOHOなら、あなたのスキルを求めているクライアントと手数料無料で直接つながれます。
@SOHOで関連情報をチェック
お仕事ガイド
年収データベース
資格ガイド

この記事を書いた人
前田 壮一
元メーカー管理職・43歳でフリーランス転身
大手電機メーカーで品質管理を20年間担当した後、42歳でフリーランスに転身。中高年のキャリアチェンジや副業の始め方を、自身の経験をもとに発信しています。
関連記事
カテゴリから探す

クラウドソーシング入門
クラウドソーシングの基礎知識・始め方・サイト比較

職種別ガイド
職種・スキル別の案件獲得方法と単価相場

フリーランス
フリーランスの独立・営業・実務ノウハウ

お金・税金
確定申告・節税・経費・ローンなどお金の知識

スキルアップ
プロフィール・提案文・単価交渉などのテクニック

比較・ランキング
サービス比較・おすすめランキング

最新トレンド
市場動向・法改正・AIなど最新情報

発注者向けガイド
クラウドソーシングで外注・人材探しをする企業・個人向け

転職・キャリア
転職エージェント・転職サイト比較・キャリアチェンジ

看護師
看護師の転職・副業・フリーランス・キャリアガイド

薬剤師
薬剤師の転職・副業・キャリアパスガイド

保険
生命保険・医療保険・フリーランスの保険設計

採用・求人
無料求人掲載・採用コスト削減・人材募集の方法

オフィス・ワークスペース
バーチャルオフィス・コワーキング・レンタルオフィス

法律・士業
契約トラブル・士業独立開業・フリーランス新法

シニア・50代
シニア世代のキャリアチェンジ・副業・年金

セキュリティ
サイバーセキュリティ・脆弱性対策・情報保護

金融・フィンテック
暗号資産・決済・ブロックチェーン・金融テクノロジー

経営・ビジネス
経営戦略・ガバナンス・事業承継・知財

ガジェット・機材
フリーランスに役立つPC・デバイス・周辺機器

子育て×働き方
子育てと在宅ワークの両立・保育園・時間管理







