営業職からITエンジニアへキャリアチェンジ|30代の転職ロードマップ


この記事のポイント
- ✓営業職からITエンジニアへのキャリアチェンジを目指す30代向けに
- ✓具体的な転職ロードマップを解説
- ✓学習計画・費用・期間・年収の変化まで網羅しています
私は新卒で人材会社の営業に入って、1年で辞めました。毎日テレアポ100件。受話器を握るたびに胃が痛くなって、通勤電車で涙が出る日もあった。「このまま続けたら壊れる」と思って退職届を出したのが2025年の3月です。
退職後はフリーランスのライターになったので、営業→エンジニアのルートとは少し違います。でも、「営業を辞めてIT系に行きたい」という相談は本当に多くて、実際に私の周りで成功した人、失敗した人、両方を見てきました。
この記事は、元同僚のユウトの話がベースです。ユウトは私と同期で、同じ法人営業チームにいました。私が退職した半年後、彼も辞めて、今はSES企業でインフラエンジニアをやっています。年収は営業時代の380万円から、転職2年目で520万円になった。ただし、そこに至るまでの1年間はかなり大変だったそうです。
営業スキルって、IT業界で本当に使えるの?
正直に言うと、転職活動中の面接では「営業のコミュニケーション力が活きます」なんて言いますけど、入社してすぐは全く関係ない作業の連続です。ユウトも最初の3ヶ月は研修で、ひたすらLinuxのコマンドを打っていたと言っていました。
ただ、半年を過ぎたあたりから変わったそうです。
この話、ユウトがまさにそうで。チームのエンジニアが誰もやりたがらなかった「クライアントとの定例会議の司会」を引き受けたら、プロジェクトリーダーに気に入られて、一気に重要な案件を任されるようになったそうです。技術力では同期に負けていたけど、「この人に任せれば顧客対応は安心」という信頼で、評価が上がった。
営業経験が活きるのは、技術を身につけた「後」なんですよね。最初の半年は地味に技術を積むしかない。でもその後に差がつく。
ユウトがやった12ヶ月
ユウトの場合を書きます。これが正解かどうかはわかりません。でも、少なくとも彼はこのルートで内定を取りました。
最初の3ヶ月(在職中): 毎晩22時に帰宅してからProgateを1時間。土日は4時間。Progateは東証グロース上場の株式会社Progateが運営するプログラミング学習サービスで、登録ユーザーは300万人超。スライド形式で基礎を学べるので、プログラミングに触れたことがない人の最初の入口としてはかなり入りやすいです。ユウトはHTML/CSS/JavaScriptをやってみたけど、途中で「自分はインフラ側のほうが性に合うかも」と気づいてLinuxとAWSに方向転換。この「合わないと気づいて方向転換した」のが、結果的によかったと本人は言っています。
4〜6ヶ月目(まだ在職中): UdemyでAWSの講座を2つ受講。Udemyは世界で7,500万人以上が使っているオンライン学習プラットフォームで、日本ではベネッセが事業展開しています。セール時なら1講座1,200〜2,400円で買えるので、費用は2本で4,800円。スクールに通うお金は正直なかったそうです。あとはYouTubeの無料動画を片っ端から見た。
この時期にAWS CLF(クラウドプラクティショナー)を受験。CLFはAWS認定資格の中で一番入門的な位置づけで、合格率はおよそ50%程度と言われています。テスト前の1週間は毎日5時間勉強して、有給を3日使って合格。
7〜9ヶ月目(退職後): 退職してから@SOHOでWordPressの設定案件を3件受注。報酬は合計4万5,000円。「稼ぐため」というよりも、「面接で話せるIT実績を作るため」にやったと言っていました。同時にポートフォリオサイトを作成。
@SOHOのお仕事ガイドを見て、Web制作案件はLP制作、コーポレートサイト制作、WordPress構築の3つが主流だと知ったそうです。その中でWordPress構築が一番とっつきやすかったと。@SOHOは14大分野・99小分野で案件が整理されているので、自分が今のスキルで受けられそうな案件を探しやすかったのも助かったと言っていました。
10〜12ヶ月目(転職活動): 転職エージェント2社に登録。最初のエージェントには「営業経験1年、IT実務なしだと紹介できる求人が少ない」と正直に言われた。2社目のIT特化エージェントで、SES企業のインフラエンジニア職を紹介されて内定。年収は320万円スタート。営業時代より60万円下がった。
実は、IT企業の約40%が未経験者を積極採用しており、適切な準備と戦略があれば、誰でもIT業界で活躍できます。
— 出典: 未経験からIT業界へ転職!成功しやすい職種と失敗しないロードマップ(note)
この記事にもあるように、未経験者の採用枠は確実にあります。ただ、ユウトの場合も書類選考は15社出して通過が4社。面接で残ったのが2社。甘くはなかったです。
一方で、うまくいかなかった人の話
同じ時期に営業からエンジニアを目指していた別の知り合い、ソウタ(仮名)の話もしておきます。
ソウタはProgateを2ヶ月やって「React使えます」と職務経歴書に書きました。面接で「Reactのライフサイクルについて説明してください」と聞かれて何も答えられず、その場で不合格。その後も20社受けて全滅。結局、営業職に戻りました。
ユウトとソウタの違いは明確で、ユウトは「実際に手を動かして作ったもの」があった。ソウタは「学習教材を終えた」だけだった。
面接官からすると、こう見えるらしいです。
ソウタの職務経歴書: 「Progate完了、React基礎、2ヶ月学習」 → 面接官の感想: 料理教室に1回通っただけで「シェフです」と言っているようなもの
ユウトの職務経歴書: 「AWS CLF取得、WordPress案件3件納品済み、ポートフォリオサイトあり、GitHub公開」 → 面接官の感想: 自走できそう。現場に入れても大丈夫そうだな
この方の「やってみたいという気持ちだけでした」というの、綺麗にまとまっているけど、実際は「やってみたい気持ち」+「手を動かした証拠」の両方が必要なんだと思います。気持ちだけではソウタと同じになってしまう。
「営業を捨てたい」気持ちの裏側
営業からITに行きたい人って、「営業がもうイヤだ」という気持ちが先にある場合が多い。私もそうでした。テレアポが死ぬほどイヤだった。
でもユウトは今、こう言っています。「営業を捨てたんじゃなくて、営業に技術を足しただけ」。
ユウトが狙ったのは純粋なエンジニア職ではなく、SES企業のインフラエンジニア。クライアント先に常駐して、運用・保守をしながら顧客とコミュニケーションを取る仕事です。要は「技術がわかる営業的な動きもできる人」が求められるポジションだった。
転職市場を見ると、「営業×IT」の掛け算が年収を上げやすいんですよね。
| ポジション | 年収の目安 | 営業経験の活かしやすさ | |
よくある質問
Q. 30代からのキャリアチェンジで目指すことは可能ですか?
十分に可能です。
エンジニアとしての実務経験が既にあるなら、今からリードエンジニアへと舵を切るのは非常に賢い選択です。未経験からの場合は、まず現場経験を積むことが先決です。
まとめ
フリーランスエンジニアがリードエンジニアに昇格する方法は、特別な資格や許可が必要なものではありません。それは、「自分の担当範囲を超えて、チームとビジネスの成功に責任を持つ」というマインドセットの変革から始まります。
2026年の激変する市場において、個人の腕一本で生き抜くのはリスクが伴います。しかし、チームを勝利に導けるリードエンジニアというポジションを手に入れれば、それは一生ものの強力なキャリア資産となります。
単価の壁を突き破り、より大きな社会的インパクトを与えられるエンジニアを目指しませんか。あなたの挑戦を、同じフリーランスとして応援しています。
Q. 30代・40代からのキャリアチェンジは可能ですか?
はい、可能です。インフラエンジニアの世界では、これまでの社会人経験(論理的思考、調整能力)が非常に高く評価されます。技術面はしっかりと学習して補えば、年齢は決して障害にはなりません。
まとめ
AWSインフラエンジニアフリーランスの単価と資格の効果について、様々なお話をしてきました。
2026年の市場において、AWSスキルはあなたの生活を守り、自由な働き方を叶えてくれる強力な「パスポート」になります。平均月単価60万〜80万円という安定した報酬に加え、資格を武器にステップアップしていく道は、努力が正当に評価される、とてもやりがいのある世界です。
完璧を目指す必要はありません。まずは資格のテキストをめくってみる、あるいは@SOHOでどんな案件があるか眺めてみる。そんな小さな一歩から始めてみてください。お子さんがお昼寝しているその静かな時間が、あなたの新しい未来を創る 貴重な一歩になりますように。応援していますよ。
Q. 未経験から高単価エンジニアになる最短ルートは?
まずは教育訓練給付金を活用して基礎を固め、その上でCursorなどのAIツールを「前提」とした開発スタイルを身につけることです。
古いやり方を学ぶのではなく、最初から「AI時代の開発」を体に染み込ませたほうが、成長スピードは圧倒的に早いです。
Q. 未経験から高単価エンジニアになれますか?
結論から言うと、可能ですがステップが必要です。未経験時はまず基礎能力を証明するために30〜40万円の案件で実務経験を積み、そこからモダンな技術スタックに移行し、シニア層を目指すのが定石です。最短でも2〜3年の継続的な学習と実務が必要です。
Q. フロントエンドエンジニアの未経験からフリーランスになれますか?
未経験からいきなりフリーランスになるのは現実的ではありません。最低でも実務経験2年以上を積んでから独立することをおすすめします。1〜2年の経験では月額35〜50万円が相場であり、税金や社会保険を差し引くと会社員時代より手取りが減る可能性もあります。
@SOHOでキャリアと年収を見直そう
職種別の年収データベースやお仕事ガイドで、あなたの市場価値を客観的に把握できます。@SOHOは手数料無料で直接案件とつながれるプラットフォームです。
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この記事を書いた人
藤沢 ひなた
新卒1年で退職→フリーランスライター
大手人材会社を新卒1年で退職し、フリーランスに転身。退職後8ヶ月で前職の手取りを超える月収25万円を達成。「普通のレール」を降りた20代のリアルを発信しています。
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