補助金と助成金の違いとは?どっちを申請すべき?わかりやすく比較解説
「補助金」と「助成金」、よく似た言葉ですが実は別の制度です。両方とも返済不要のお金ですが、仕組みや申請方法が異なります。
この記事では、2つの違いをわかりやすく比較し、フリーランス・個人事業主がどちらを狙うべきかを解説します。
補助金と助成金の違い一覧
| 比較項目 | 補助金 | 助成金 |
|---|---|---|
| 管轄 | 経済産業省、中小企業庁など | 厚生労働省(主に) |
| 審査 | あり(採択率がある) | なし(条件を満たせば支給) |
| 採択率 | 30%〜80%(競争型) | 条件を満たせばほぼ100% |
| 目的 | 事業の成長・革新 | 雇用の維持・促進 |
| 金額 | 数十万〜数千万円 | 数万〜数百万円 |
| 申請時期 | 公募期間中のみ | 随時または年度内 |
| 支払い | 後払い | 後払い |
| 返済 | 不要 | 不要 |
補助金の特徴
補助金は、事業の成長や革新を支援することが目的です。
メリット
- 金額が大きい: 数百万〜数千万円の補助も
- 使途が幅広い: 設備、広告、システムなど事業に関する幅広い経費
- 事業の後押し: 新しいチャレンジの資金に
デメリット
- 審査がある: 申請すれば必ずもらえるわけではない
- 競争率が高い: 人気の補助金は採択率30%台も
- 事業計画書が必要: 作成に時間と労力がかかる
- 後払い: 先に自己資金で支払う必要がある
代表的な補助金
- 小規模事業者持続化補助金: 販路開拓(最大200万円)
- IT導入補助金: ITツール導入(最大450万円)
- ものづくり補助金: 設備投資(最大1,250万円)
- 事業再構築補助金: 事業転換(最大1,500万円)
助成金の特徴
助成金は、雇用の維持・促進を支援することが目的です。
メリット
- 条件を満たせばもらえる: 審査による不採択がない
- 申請が比較的簡単: 事業計画書が不要な場合も多い
- 随時申請可能: 公募期間を待たなくていい場合が多い
デメリット
- 金額が小さめ: 数万〜数百万円が中心
- 雇用関連が中心: 使途が限られる
- 社会保険の加入が前提: 労働保険の加入が必須条件
- 手続きが煩雑: 就業規則の整備など事前準備が多い
代表的な助成金
- キャリアアップ助成金: 非正規→正規雇用で1人あたり最大80万円
- 両立支援等助成金: 育休・介護休業の取得支援
- 人材開発支援助成金: 社員の研修費用を補助
- トライアル雇用助成金: 試用期間中の賃金を助成
フリーランスはどちらを狙うべき?
1人で事業をしているフリーランス → 補助金
助成金は「雇用」が前提のものが多いため、従業員を雇っていないフリーランスは補助金のほうが活用しやすいです。
おすすめの順番:
- 小規模事業者持続化補助金: ハードルが低く、フリーランスに最適
- IT導入補助金: 会計ソフトやクラウドツールの導入に
- 自治体の独自補助金: 競争率が低い穴場
人を雇っているフリーランス → 両方
スタッフを雇用しているなら、補助金と助成金の両方を活用できます。
- 雇用関連の費用 → 助成金(キャリアアップ助成金など)
- 事業投資の費用 → 補助金(持続化補助金など)
補助金と助成金を併用できる?
可能です。ただし、以下のルールがあります。
- 同じ経費に対して二重に受給はできない
- 異なる経費であれば、補助金と助成金を同時に活用OK
- 例: 設備投資に「補助金」、スタッフの研修に「助成金」
よくある質問
「給付金」はまた別物?
はい。「給付金」は、コロナ禍での持続化給付金のように、特定の状況にある事業者に一律で支給されるものです。補助金とも助成金とも異なります。
補助金と助成金、どちらが先に申請すべき?
助成金を先に検討するのがおすすめです。条件を満たせば確実にもらえるので、まず助成金で基盤を固め、その後に補助金でチャレンジするのが効率的です。
税理士や社労士に頼むべき?
補助金は中小企業診断士やコンサルタントに相談するのが一般的です。助成金は社会保険労務士(社労士)の専門分野です。それぞれの専門家に相談しましょう。
まとめ
| 補助金 | 助成金 | |
|---|---|---|
| 一言で言うと | 「事業を伸ばすための支援金」 | 「雇用を守るための支援金」 |
| フリーランス(1人) | おすすめ | 使いにくい |
| フリーランス(雇用あり) | おすすめ | おすすめ |
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