ペットのしつけ、食事、ほか

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参考

犬や猫などをはじめとするペット需要は、年々増加の一途をたどり、犬と猫を合わせるとなんと２６００万匹以上にもなるとか。最近の統計局の調査による人間の１５歳未満の子どもの数が１７００万人程度だとすると、１５歳未満の子どもの数よりも犬と猫を合わせた数の方が圧倒的に多いことになります。また、良質な食事や行き届いた手入れなどにより、それらのペットの数の中で１０歳以上のものが約３割を占めており、ペットの世界でも高齢化が進んでいることが良くわかります。これらのことは、少子化が進む現在、ペットをわが子のように大切に育てる人が増えていることを物語っており、そうした人たちからすれば、ペットはすでにペットではなく、その存在は家族そのもの、ご自分の子どもそのものなのです。

ペットとはいえ、そのように家族のメンバーであり、社会を構成する一員である以上、食事や手入れなどとともに欠かすことの出来ないものが、ペットのしつけやマナーというものです。さて、このペットのしつけやマナーで大切なことは、それがとくに犬の場合でいうと、リーダーは飼い主である人間であるということをよく覚えさせるということです。ペットのしつけにせよ、マナーを覚えさせるにせよ、また手入れなどをしてあげる際にも、このことは大変に重要なことです。もし、これに失敗したとすると、犬たちはそれこそ身勝手で飼い主の言うことなどなに一つ聞かない、“ダメ犬”ともなってしまうことも多いのです。

犬の場合、ペットのしつけで大事となるのは食事です。この際、犬にマナーとして覚えてもらうことは、必ず飼い主である人間が先に食事をしてから、その後に食事を与えるということです。ペットとして飼われた犬は、それでも多分に野生の本能を体に宿しており、群れの順位というものを常に意識しているものなのです。そのため、カワイイからといって先に食事を与えてしまったり、一緒に与えてしまったりすると、犬は自分の方が順位が上と思いこんでしまい、それがその犬にとってのマナーとなってしまうのです。そうなると、もう犬は飼い主の言うことなど聞かなくなりますし、身勝手なワガママを通そうとし、お手入れなどもカンタンにはさせてくれないようになってしまいます。



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