フリーランスの国民年金は免除できる?猶予制度の活用法

この記事のポイント
- ✓フリーランスが国民年金の保険料免除・猶予制度を利用する方法を解説
- ✓全額免除・一部免除の条件
- ✓免除期間中の年金受給額への影響
フリーランスになると国民年金の保険料は全額自己負担。月額約17,000円、年間約20万円の出費は、収入が安定しない時期には大きな負担です。
しかし、所得が一定以下なら保険料の免除や猶予を受けられる制度があります。「払えないから未納のまま放置」は絶対にやめてください。未納と免除では将来の年金額が大きく違います。
国民年金の免除・猶予制度の種類
| 制度 | 対象者 | 保険料 | 年金への反映 |
|---|---|---|---|
| 全額免除 | 前年所得57万円以下(単身) | 0円 | 1/2 |
| 3/4免除 | 前年所得93万円以下 | 約4,250円/月 | 5/8 |
| 半額免除 | 前年所得141万円以下 | 約8,500円/月 | 3/4 |
| 1/4免除 | 前年所得189万円以下 | 約12,750円/月 | 7/8 |
| 納付猶予 | 50歳未満で所得基準該当 | 0円 | 0(追納しなければ) |
※所得基準は扶養家族の人数等で変わります。
免除と未納の決定的な違い
「どうせ将来もらえないし」と未納にしている方がいますが、免除と未納ではまったく扱いが違います。
| 項目 | 免除 | 未納 |
|---|---|---|
| 年金受給資格期間 | カウントされる | カウントされない |
| 老齢年金の受給額 | 一部反映 | 反映なし |
| 障害年金の受給 | 受給可能 | 受給不可の場合あり |
| 遺族年金の受給 | 受給可能 | 受給不可の場合あり |
特に重要なのが障害年金。未納期間があると、事故や病気で障害を負ったときに障害年金を受け取れない可能性があります。免除申請さえしておけば、万が一のときも保障が受けられます。
免除申請の方法
必要書類
- 国民年金保険料免除・猶予申請書
- 年金手帳またはマイナンバーカード
- 前年の所得を証明する書類(確定申告書の控えなど)
申請先
お住まいの市区町村の国民年金窓口、または年金事務所。郵送でも申請可能です。
申請時期
毎年7月に翌年6月分までの免除申請ができます。過去2年分まで遡って申請できるので、未納がある方は今からでも免除申請しましょう。
フリーランスが免除を受けやすいタイミング
独立直後
会社を辞めてフリーランスになった直後は、「退職特例」が使えます。前年の所得に関係なく、退職した事実だけで免除申請が可能です。雇用保険の離職票が必要になります。
収入が落ちた年
前年の所得で判定されるため、独立1年目の所得が低ければ2年目の保険料が免除になる可能性が高いです。
追納のメリット
免除を受けた期間の保険料は、10年以内であれば追納(後から払う)ことができます。
追納すべきかの判断基準:
- 収入が安定してきたら追納を検討:免除期間は年金額が減るため、余裕ができたら追納するのがベター
- 加算額に注意:3年以上前の分は加算金が上乗せされるので、早めの追納がお得
- iDeCoとの比較:追納よりもiDeCoに回したほうが節税効果が高い場合もある
国民年金の付加年金
月額400円の付加保険料を上乗せして支払うと、将来の年金額が「200円×付加保険料の納付月数」分増えます。
**例:**20年間(240ヶ月)付加保険料を納めた場合
- 追加の支払い:400円 × 240ヶ月 = 96,000円
- 年金の増額:200円 × 240ヶ月 = 48,000円/年
2年で元が取れる計算。非常にお得な制度です。ただし、iDeCoの国民年金基金に加入している場合は付加年金に加入できません。
よくある質問
Q. 免除申請は毎年必要?
はい、原則として毎年申請が必要です。ただし「全額免除」または「納付猶予」が承認された場合、翌年度以降の審査を自動で行う「継続申請」を選択できます。
Q. 配偶者の所得も審査対象になる?
免除(全額・一部)の場合は、世帯主と配偶者の所得も審査対象です。納付猶予の場合は本人と配偶者のみが対象で、世帯主の所得は関係ありません。
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